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レッスン

自己紹介

対話

tu es hu? = あなたは誰ですか?
mi es Yusef. tu es hu? = 私はユセフです。あなたは(誰ですか)?
mi es Sara. da es hu? = 私はマリアです。あの人は(誰ですか)?
da es mi se frende. = あの人は私の友人です。
da se nam es vat? = 彼女の名前は?
da se nam es Maria. = 彼女の名前はサラです。

文法

通常パンドゥニアの文章は話題となる説明の構造に従います。 話題は誰が何について話しているのかを示します。 説明は話題について何かを伝えます。 たとえば da es mi se frende の場合、話題は代名詞 da (彼、彼女、それ、その人) で、 その後に es mi se frende (私の友人です) というコメントが続きます。

パンドゥニアでは es という単語は英語の to be のように機能します(訳注:明示的に存在を証明する必要がない限り es は必要ありません)。 すべての人に同じ言葉が使われています。 反対のことを言いたいときは no (これは no を表す言葉です) に置き換えてください。

da es Sara. = 私はサラです
da no Sara. = 私はサラではありません

mau es hevan. = 猫は動物です
haus no hevan. = 家は動物ではありません

同じように mi と自分を表す言葉を言うことで 自分を表現することができます。

mi gud. = 私は元気です。
mi man. = 私は男です。
mi fem. = 私は女です。
mi nobi. = 私はノンバイナリーです。

練習

日本語からパンドゥニアに翻訳してみてください。 正解は単語リストの後にあります。

  1. あなたは誰ですか?
  2. 私はケンです。
  3. あなたの友人は誰ですか?
  4. 彼女はカナエです。
  5. あなたの名前は?
  6. 私の名前は______です。

単語リスト

mi 私、 mi se 私の
tu あなた、 tu se あなたの
da 彼、彼女、それ、その人、 da se 彼の、彼女の、その、その人の
hu
vat
es 指定
no いいえ、否定
gud 良い
frende 友人
nam 名前
fem
man
nobi ノンバイナリー
mau
hevan 動物

練習の答え

  1. tu es hu?
  2. mi es Tomas.
  3. hu es tu se frende?
  4. da es Sara.
  5. tu se nam es vat?
  6. mi se nam es ______.

あいさつ

sal = こんにちは

これがパンドゥニアでの挨拶です。 sal と言います。 あいさつと別れのあいさつをするときに使います。

sal = さようなら

sal は「あいさつ」という意味です。 元はアラビア語で「平和」という意味で、世界の多くの地域、 特にアフリカやアジアでは一般的なあいさつとなっています(訳注:多分アジアは東南アジア限定だと思う)。 パンドゥニアは世界のあらゆる地域から言葉を借用して構築された人工言語(国際補助語)です。

sal は動詞形として「あいさつする」という意味です。

mi sal tu. = 私はあなたにあいさつします。
tu sal mi. = あなたは私にあいさつします。

これらは能動文で、主語が目的語に 作用します。 mi sal tu では、 最初の単語 mi主語sal動詞tu目的語です。

語順はS(主語)+V(動詞)+O(目的語)

パンドゥニアの代表的な人称代名詞は mi = 私、 tu = あなた、 da = 彼/彼女/それ/その人、です。 上記のあいさつの例文では全て同じ単語であったことに注目してください。 パンドゥニアでは人称代名詞は文のどの位置にあっても同じままです。 誰が発言したか明らかな場合、人称代名詞を省略することができます。

mi sal tu! = 私はあなたにあいさつします。
sal tu! = あなた、こんにちは: あいさつをしているのは相手です。
sal! = こんにちは(とあいさつする): 相手があいさつしています。 (訳注:適切な訳が思いつかない)

sal tu は名前、親族用語、 職業などを使って人を呼ぶときに便利です。

sal ken! = やあ、ケン。
sal mama! = こんにちは、お母さん。
sal papa! = こんにちは、お父さん。
sal shef! = こんにちは、組長。

パンドゥニアにはもう一つ halo というあいさつがあります。 これは非常に国際的なあいさつです。 あいさつするときにどちらを使うかは完全に自由です。

halo! = ハロー(こんにちは)

練習

日本語からパンドゥニアに翻訳してみてください。 正解は単語リストの後にあります。 (訳注:ページ内の整合性がとれていないため、修正しています)

  1. あなたは彼/彼女/それ/その人にあいさつします。
  2. 母は父に挨拶します。
  3. こんにちは、お母さん。
  4. さようなら

単語リスト

sal, salam, halo こんにちは、やあ、あいさつする
mama 母、お母さん、ママ
papa 父、お父さん、パパ
shef 上司、組長

練習の答え

  1. tu sal da.
  2. mama sal papa.
  3. sal mama!
  4. sal!

要求する

対話

halo! = こんにちは。
sal! plis side. = こんにちは、おかけになってください。
🧒 danke. = ありがとうございます。
plis yam kafe o cha. = コーヒーとお茶、どちらになさいますか。
mi yam cha. danke. = お茶をください(ありがとう)。
...
plis sal tu se mama! = お母様によろしく言っておいてください。
mi sal da. sal sona! = (かしこまりました、)伝えておきます。では。
sal go! = さようなら。

文法

パンドゥニアは男女の区別をしない言語のため、 (人称)代名詞にもそれはありません。 以下の例文には 全ての人称代名詞が 使われています。

mi plis tu sal da. = あなたに彼/彼女/それ/その人へあいさつをお願いします。

この文は依存文です (直訳すると「依存構造」ですが、物々しいので平易な表現に改めています)。 最初の動詞 plistu を目的語とします。 同時に tu は2つ目の動詞 sal の主語でもあり、その目的語は da です。 つまり tu には「第1動詞の目的語」と「第2動詞の主語」という2つの役目があります。 したがって tu は2つの動詞間の「依存」あるいは「連結」する存在となります。

依存文: S(主語1) + V1(動詞1) + O1&S2(目的語1&主語2) + V2(動詞2) + O2(目的語2)

依存文はパンドゥニアの一般的な文です。

文脈から明らかな代名詞を省略できることを忘れないでください。 話者は相手が誰のことを話しているのか知っていると、 安心して考えることができます。 このようにして文を短くすることができます。

mi plis tu sal da. = 私はあなたに、彼/彼女/それ/その人へあいさつをお願いします。
plis sal da. = 彼/彼女/その人へあいさつをお願いします。

plis sal da は 丁寧なお願いをするときに役立つフレーズです。

plis side. = 座ってください。
plis don kafe. = コーヒーをください。
plis don cha. = お茶をください。
plis yam cha. = お茶をどうぞ。
plis safi kamar. = 部屋の掃除をお願いします。

実際には直接的な命令も 動詞1つと命令する声だけで行うことができます。

don cha! = お茶をくれ。
safi kamar! = 部屋を掃除して。
safi da! = 掃除しろ!

練習

日本語からパンドゥニアに翻訳してみてください。

  1. 彼はお茶を飲みます。
  2. 先生は彼女に座るように言います。
  3. コーヒーかお茶をください。
  4. 母から私は部屋を掃除するよう頼まれた。
  5. 先生は座るとコーヒーを飲んだ。

単語リスト

cha お茶
da 前述、あの
danke ありがとう
don 与える、渡す
e と(and)
kafe コーヒー
kamar 部屋
o または(or)
plis お願いする、頼む
safi 掃除する、きれいにする
side 座る
yam 食べる、飲む

練習の答え

  1. da yam cha.
  2. da shefe plis da side.
  3. plis yam kafe o cha.
  4. mama plis mi safi kamar.
  5. shefe side e yam kafe.

「はい」「いいえ」の質問

対話

☻: sal! sual tu yam kafe o cha? = いらっしゃいませ! コーヒーと紅茶どちらになさいますか?
☺: cha. = お茶を。
☻: tu ne? = あなたは?
○: mi no bashe pandunia... = 私はパンドゥニアを話せません…
☻: perdon! sual da yam cha? = すみません。彼もお茶でよろしいでしょうか?
☺: no. da no yam cha. da yam kafe. = いいえ、彼はお茶を飲みません。彼はコーヒーです。
☻: sual tu yam supe? = スープはいかがでしょう?
☺: yes, yam. = お願いします(=はい、飲みます)
☻: sual da yam supe? = 彼もスープを飲みますか?
☺: no yam. = いいえ(=飲みません)
☻: danke. mi don un cha e un kafe e un supe pos ten minute. = かしこまりました。復唱します。コーヒー1、お茶1、スープ1。10分後にお持ちします。

質問する

「はい」「いいえ」で答えられる質問は、 前回のレッスンで学んだ plis と同じ依存文(S1+V1+O1&S2+V2+O2)になっています。 質問文は sual (尋ねる、質問する) を使います。この文は基本的に主語1を省略できます。

mi sual tu yam cha. = 私はあなたに「お茶を飲みますか」と尋ねます。
sual tu yam cha? = (あなたは)お茶を飲みますか?
sual yam cha? = お茶を飲みますか?

通常、質問は相手や話しかけられた人に関するものですが、 対象は他の物や人に関する場合が多いです。 そのため基本的に2つ目の主語(S2)が必要になります。 誰(何)が話題なのかはっきりしている場合のみ省略することができます。

sual da yam cha? = 彼/彼女/その人はお茶を飲みますか?
sual tu yam supe? = (あなたは)スープを飲みますか?
sual vi yam sui? = (私達は)水を飲みますか?

もちろん普通名詞や固有名詞も使えます。

sual shefe yam kafe? = 先生はコーヒーを飲みますか?
sual papa safi kamar? = 父は部屋を掃除しますか??
sual Niki bashe pandunia? = ニキはパンドゥニアを話せますか?

回答する

「はい」「いいえ」の質問には ye (はい)、 no (いいえ) で答えることができます。

sual tu yam supe? = (あなたは)スープを飲みますか?
ye. = はい。
sual da yam cha? = 彼はスープをお茶みますか?
no. = いいえ。

より完全な回答も可能です。否定文の質問文に対する回答は文法のページを参照してください。

sual tu yam sui? = (あなたは)水を飲みますか?
ye. mi yam sui. = はい。私は水を飲みます。
sual da yam kafe? = 彼はコーヒーを飲みますか。
no. da no yam kafe. = いいえ。彼はコーヒーを飲みません。

質問文の要となる動詞を返すことで「はい」を表現することもできます。

sual tu yam sui? = (あなたは)水を飲みますか?
yam. = (はい、私は)飲みます。

練習

日本語からパンドゥニアに翻訳してみてください。

  1. あなたはパンドゥニアを話せますか?
  2. はい。私はパンドゥニアを話せます。
  3. お母さん、コーヒー飲む?
  4. ううん、私はコーヒーは飲まないわ。
  5. 彼/彼女/その人はスープを飲みますか?
  6. 彼/彼女/その人は飲みません。

単語リスト

bashe 話す
ten 【数】10
perdon すみません、ごめんなさい
minute 【時間】分
a ~【前置詞】に
no いいえ、否定
pos
sui 水、湯
supe スープ
sual 尋ねる、質問する
un 【数】1
ye はい

練習の答え

  1. sual tu bashe pandunia?
  2. ye. mi bashe pandunia.
  3. sual mama yam kafe?
  4. no. da no yam kafe.
  5. sual da yam supe?
  6. (da) no yam.

no と言う

前回のレッスンでは質問に yeno で答えることを学びました。 何かを否定するときには no を使います。 動詞の前に no を置くと、肯定文が否定文に変わります。

mi sal tu. = 私はあなたにあいさつします。
mi no sal tu. = 私はあなたにあいさつしません

否定とは、否定された対象が欠けているか、存在しないことを表します。 mi no sal tu では no は あいさつの存在を否定します。

パンドゥニアの否定はそれに続く単語に影響を与えます。 否定の範囲は no の位置によって変わります

mi plis tu safi kamar. = 私はあなたに部屋の掃除を頼みます。
mi no plis tu safi kamar. = 私はあなたに部屋の掃除を頼みません
mi plis tu no safi kamar. = 私はあなたに部屋の掃除をしないことを頼みます。

否定される側の単語の品詞には動詞、代名詞、名詞、形容詞、さらには数字など、 あらゆる種類があります。

da no have mau. = 彼/彼女/その人は猫を飼っていない。 (訳注: ha mau=猫を所有する=猫を飼う)
da have no mau, ama vaf. = 彼/彼女/その人は猫を飼っていないが、犬を(飼っている)。
no da, ama mi have mau. = 彼/彼女/その人は(猫を飼ってい)ない、しかし私は猫を飼っている。
mi have no un, ama du mau. = 私は猫を1匹ではなく2匹飼っています/私は猫を1匹どころか2匹も飼っています。 (訳注:どちらの意味にも取れる)

練習

日本語からパンドゥニアに翻訳してみて下さい。 問題によっては回答が複数あります。

  1. 彼/彼女/その人は部屋を掃除しません。
  2. 1つのコップは空ではありません。
  3. 2匹の犬はスープを飲まない。
  4. 彼/彼女/その人は猫も犬も飼っていません。
  5. 先生はお茶を飲んだがコーヒーは飲んでいない。
  6. 母は犬を飼っていないが猫は2匹飼っている。

単語リスト

ama だが、しかし
du 【数】2 hali 空の
have 持っている、所持している、所有している
kupa コップ、グラス、マグカップ
mau
vaf
siro ゼロの、【数】0

練習の答え

  1. da no safi kamar.
  2. un kupa no hali.
  3. du vaf no yam supe.
  4. da no have vaf e mau. / da have no vaf e no mau.
  5. shefe yam cha ama no kafe.
  6. mama have no vaf ama du mau.

5W1Hの質問

通常5W1H(いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように)の質問には 質問代名詞 vat を使います。 必要に応じて人、時間、方法、物などの単語を追加することで 質問をより具体的にすることができます。

da es hu? = それはですか? または 彼/彼女/その人はですか?
vat jen ye kom? = どの人が来ますか?(=が来ますか?) (jen 人)
a vat tem tu yam? = (あなたは)いつ食べますか? (tem 時間)
a vat vei danse? = どのように踊りますか? (vei 振舞い、態度、マナー)
a vat loke tu sona? = (あなたは)何処で寝ますか? (sona 寝る、眠る)

「なぜ~ですか」の 質問には vat sabab を使います。 (sabab 原因、もたらす)

vat sabab tu suka mau? = 何故あなたは猫が好きなのですか?

何かの原因や理由を尋ねる質問には、 原因や理由の前に sabab を付けて答えます。

vat sabab tu suka mau? = 何故あなたは猫が好きなのですか?
sabab di es kavai. = 何故なら(それらが)可愛いからです。

もちろん sabab は 単に理由や原因を表現するときにも使えます。

mi suka mau, sabab di es kavai = 私は(それらが)可愛いから猫が好きです。

練習

  1. スープが好きなのは誰ですか?
  2. 父が好きです。
  3. いつ来ますか?
  4. 10分後に。 (訳注:回答にまだ学習していない内容を含んでいます。この問題は飛ばして、このレッスン終了後に文法で学習を終えてから戻ってきてください)
  5. 何故彼/彼女/その人は食べないのですか?
  6. 何故ならコーヒーやスープが嫌いだからです。

単語リスト

danse 踊る
kom 来る
jen
suka うれしい、好く
vei 振舞い、態度、マナー

練習の答え

  1. hu suka supe?
  2. papa suka.
  3. vat tem da kom?
  4. pos des minute.
  5. vat sabab da no yam?
  6. sabab da no suka kafe e supe.

過去、現在、未来 (時制)

時間を表現する

パンドゥニアの動詞には活用がありません。どの時制でも単語は同じです。 時制を表すには時制を表す形容詞(時制詞)を動詞や名詞の前に置きます。

did = 過去
nun = 現在
vil = 未来

時間内の行動や出来事を語るときにも時制詞を使います。 動詞の前に単語を置くだけです。

mi did bate da. = 私はそれを叩きました。 (過去)
mi nun bate da. = 私はそれを叩いています。 (現在進行)
mi vil bate da. = 私はそれを叩くでしょう。 (未来)

時制表現は通常一度言えばすむはずです。 時制が変わるか、時制を強調する必要がある場合を除いてそれで問題ありません。

mi did have un mau. = 私はかつて(1匹の)猫を飼っていました
da es gud mau. = その猫は良い猫でした。 (過去の猫のことを語っているので過去形)
mi nun have un vaf. = 今は(私は1匹の)犬を飼っています。 (話が現在のことに変わっている)

練習

辞書を引きつつ、日本語からパンドゥニアに翻訳してみてください。

  1. 私の先生が将来祝福してくれる
  2. 私は以前2匹の犬を飼っていました。
  3. あなたは今スープを飲んでいます。
  4. 彼/彼女/その人は昨日部屋の掃除をしました。
  5. その猫は明日ミルクを飲むでしょう。
  6. あなたの母は昨夜パーティを開きました。

単語リスト

did 過去、前
nun 現在、今
vil 未来
pre 前、昨
bate 打つ、叩きのめす den 【時間】日 feste 祝う
milke ミルク noche
nen
gene 生まれる

練習の答え

  1. mi se shefe vil feste.
  2. mi did have du vaf.
  3. tu nun yam supe.
  4. da safi kamar a preden.
  5. mau yam milke a posden.
  6. tu se ma feste a prenoche.