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(訳注:一部足りない描写を括弧で補っています)

rici man e miskini man お金持ちの男と哀れな男
sa teli pase, zayu un miskini man. 昔々、ある所に哀れな男がいました。
le doma sa lili kamare supra bekeria. 彼は小さな部屋でパン屋を営んで暮らしています。
un rici man tena bekeria. ある裕福な男はそのパン屋の所有者です。
miskini man nosa niami pang mey den, a no abla peya. 厨房は毎日美味しそうなパンの匂いに包まれていますが、哀れな男にはそれを買って味わうことができません。 (訳注: nosa 匂い、臭い。辞書には存在しない単語です)
un den, rici man lida miskini man pa hakimer. ある日、裕福な男は哀れな男に対して裁判を起こします。
rici man loga pa hakimer, "yi man nosa mi niami pang mey den, a peya pa mi nol xey ca le." 裕福な男は裁判官に言います。「この男は毎日美味しいパンの匂いを満喫しているのに、その対価を私に払ってくれません」
hakimer loga, "dul tote laya badoden, e miskini man bixu jama sake da lim auri pesoparce!" 裁判官は言います。「二人とも明日改めて来なさい。そして哀れな男、あなたは袋に5枚の金貨を集めなさい」 (訳注: badoden=badi den(明日)を複合語にしたもの。 auri (鉱石の)金の。 pesoparce=pese parce(一片の金=金貨)を複合語にしたもの)
miskini man tena pol doste, da dona pan pese pa le. 哀れな男にはたくさんの友人がいて、彼らは協力してお金を用意すると哀れな男に渡しました。
badoden, dul lole gowa pa hakimer. 翌日。二人は再び裁判官の元へ向かいます。
hakimer loga, "sisma sake!" 裁判官は言います。「袋を揺らしなさい」 (訳注: sisma 震える、揺らす)
auri pesoparce sondu. (哀れな男が言う通りにすると)、金貨の(澄んだ)音が響き(渡り)ます。
hakimer loga, "miskini man nosa pang, a no niama le." 裁判官は言います。「哀れな男はパンの匂いを満喫できるが、それを食べることはできない」
"rici man auda pese, a no tena le." 「裕福な男に金貨の音は聞こえるが、彼はそれを持っていない」

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